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ホッキョクグマの話 (^o^)

全校朝会で、学校長が「ホッキョクグマの話」をしました。北極海の氷の上に、ホッキョクグマが乗っている大きな写真と、地球儀が用意されました。

<話の内容>

北極圏に生きているホッキョクグマは、4月の今頃から7月ごろにかけて、アザラシやセイウチなどを捕まえてどんどん食べます。冬眠から覚めて、アザラシなどのエサも抱負なこの時期しか食べられないからなのです。8月を過ぎてしまうと、北極海もほんとうに海になり、エサをとれなくなってしまいます。陸地にあがっても、エサになる動物はいませんので、4月から7月ぐらいにどれだけエサを食べられるかが本当に生死を分ける時期になるのです。

ところが、実は「地球の温暖化」により北極の氷がとけるのがどんどん早くなっています。つまり、ホッキョクグマがエサを得られる時期がどんどん短くなっているということです。人間が作り出した「温暖化」によって、北極の生きものの生死がかかっていることになります。

ホッキョクグマの生息数は22,000頭ほどだそうです。子どもたちに、その数の感想を聞いてみたら、低学年は「多い!」と答えていましたが、さすがに高学年の子どもたちは「少ない…」と答えていました。その通りです。ホッキョクグマの絶滅の危機が言われて、保護活動が拡がったこともあり、一時期よりも増えてはいるようですが、それでも「22,000頭ほどしかいない」という現実。このことを、自分たちの暮らしを考えることを重ねて、しっかりととらえて欲しいと思います。(校長)