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夢先生は,ブラインドサッカー日本代表選手 (^o^)丿

東日本大震災で被災した子供たちのこころの回復を支援しようと,日本のスポーツ界が一丸となって進められている「スポーツこころのプロジェクト」事業。5年生が対象となって,本日おこなわれました。

「夢先生」として来てくださったのは,ブラインドサッカーの日本代表として活躍している加藤健人選手です。小学校3年生でサッカーを始めてずっとサッカーを続けていた高校3年生の時に,遺伝性の病によって視力が低下。両親の勧めでブラインドサッカーに出会い,今は日本代表の背番号9として大活躍している選手です。

ブラインドサッカーで使うボールには転がると音がする仕組みがあり,その音を頼りにしてサッカー競技をします。加藤選手はまったく見えない状況でも,見事にドリブルをこなしました。

5年生との「スポーツ笑顔の教室」では,体育館でゲームをしました。全員が手をつないで行う「だるまさんがころんだ」。アシストの西山淳哉選手(ラグビー選手)がボールを話している間だけ進むことができます。でも,フェイントもかけるので,それでしくじると全員が元のラインまで戻らなくてはなりません。しかも,2回目からは「目隠し」をした人も混ざります。見えないので,進む・止まるがうまくできません。

そこで,加藤選手と相談の時間。見える子たちが声を出すことで,見えない子に知らせるという作戦にしました。最後には,見える子全員が一斉に「レッツゴー!」「ストップ!」と大きな声をあげて,ブラインドの子をリードしました。「見えない」反でをまわりの子が補う。その関係を学んだゲームでした。

次の時間はワールドルーム。加藤選手が「ブラインドサッカー」がどんなスポーツかを話してくれ,音が鳴るボールにも触らせてくれました。子供たちは耳元で音をだしたりして確認していました。

高校時代に視力が落ちて「視覚障害」となってしまった加藤選手は,たいへん落ち込んで引きこもりの状態になったと言います。しかし,ブラインドサッカーに出会うことで新たな「夢」に向かうことができるようになりました。2020年に東京で行われるパラリンピックに向けて意欲に燃えているそうです。

子供たちが将来にむかってもつ「夢」について話し合いました。サッカーの日本代表,プロ野球選手,パティシエ,獣医など,夢はいろいろです。

何人かが自分の夢について発表しました。O,Mさんは,「ピアノの先生」という夢を語りました。

最後に,全員で記念写真を撮りました。加藤健人選手,西山淳哉選手,どうもありがとうございましたっ! (‘◇’)ゞ

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