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100マス作文:校長先生賞「犬が・・・」

5年生,Y.Rさんの100マス作文。「犬が・・・」という作品。紹介しましょう。

「 『犬が・・』

今日,朝起きたら,ばあちゃんとじいちゃんに,

「クーが死んだ。」

と言われた。クーというのは,じいちゃんとばあちゃんがかっている犬の名前。じいちゃんは,泣きそうになっていた。それもそのはず。じいちゃんがずっと育てて来た犬だから。クーはこの前からずっとちょうしが悪かった。かなしい。」

<校長コメント>

家族みんなにとって,「クー」もまた家族だったのだと思います。特に,おじいさんとおばあさんにとっては,クーが小さな時から愛情いっぱいに育てて来た「子供」みたいな存在なのでしょう。見かければ甘えてくるクー。エサをやれば喜ぶクー。散歩に行けば嬉しそうにしているクー。そんなクーが想像できます。

僕の家でも,迷い犬を10数年飼っていました。最後はずっと弱って,痩せて死んでしまいました。毎朝,僕は40分ぐらい散歩をさせていました。旅行にも連れて行き,楽しかった思い出がいっぱいあります。本当に家族の一員でした。

この「犬が・・・」の作文を読んで,我が家で飼っていた犬を思い出しました。

Rさんが,最後に「かなしい。」と短く結んでいるところに,しみじみとした悲しみがこめられています。それが,伝わってきます。

担任の先生が「クーはとっても幸せだったでしょうね」とコメントしていますが,僕もそう思います。家族の一員として,最後の最後までみとってくれたことに,きっとクーは感謝していると思います。