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100マス作文:校長先生賞「一年生」

本年度の校長賞の第1号です。6年生のI.Nさん。タイトルは「一年生」です。紹介しましょう。

「 『一年生』

今日,一年生にランドセルのかたづけ方を教えてあげた。一年生は初めてにしてはなかなか上手だった。ぼくも負けじといっしょうけんめいがんばった。みんなが上手にできることがとてもまちどおしい。一年生が一日でも早く自分でかたづけができるようになって,困っている友達に教えてあげられる人になってほしい。

五七五 「一年生 ランドセルの おかたづけ」 」

<校長コメント>

入学式の次の朝から,6年生が1年生の教室にボランティアに行きました。そのようすはこのブログでも紹介したとおりです。傘の置き方から,ランドセルからの教科書や文具類の出し方,,ランドセルのしまい方まで,1年生が自分でできるようにとやさしく教えてあげていました。そのようすの作文です。

作文全体から「やさしさ」があふれてきています。「初めてにしてはなかなか上手だった。」というのは,見守っているからこそ表現できることですね。「負けじとがんばった。」というのが,なんだかおもしろい表現になっていて,ほほえましい感じです。

そして,「みんなが上手にできることがとてもまちどおしい」という6年生としての気持ち。すばらしいですね。しかも,そんな1年生の姿を見ながら「困っている友達に教えてあげられる人になってほしい。」と,心から願っている姿が目に浮かびます。

6年生のおてつだいボランティアも,1年生が自分でできるようになると終わります。でも,こうして最高学年の6年生が面倒を見てくれたというのは,1年生にとって心のどこかに残るものでしょう。人と人との心の通い合いが,きっと生まれているのだと思います。(‘◇’)ゞ