1年生,O.Aさんの「じいちゃん」という100マス作文です。孫と「じいちゃん」のつながりが,とてもほんわかとして書かれています。(‘◇’)ゞ
「 『じいちゃん』
わたしのじいちゃんは,いつもわたしとあそんでくれるけどおこるとこわいです。
でもわたしは,じいちゃんのことがすきです。なにしてあそぶかというとかるた,とらんぷ,などであそんだり,じいちゃんにおりがみをおしえてあげたりしてあそんでいます。でもいつもよるなのでじいちゃんがねちゃいます。だからわたしは,さみしいです。 」
<校長コメント>
いつもあそんでくれる「じいちゃん」ですが,「おこるとこわい」とも言います。でも,そんな「おこるとこわい」という部分もふくめて,Aさんは「じいちゃんのことがすきです。」と書いています。孫としてのAさんと,「じいちゃん」のとてもいい関係がうかがえます。
あそびがおもしろいですね。カルタ,トランプというのは「じいちゃん」も遊べますが,「じいちゃんにおりがみをおしえてあげたり」と,遊びによっては立場が逆転しています。Aさんに「ここは,こう折って‥‥」などと指導されている「じいちゃん」の姿を思い浮かべると,それだけでほほえましい感じです。(*^^)v
ところが,「じいちゃん」は寝るのが早いのです。「いつもよるなのでじいちゃんがねちゃいます。だからわたしは,さみしいです。」と,正直な気持ちを書いています。この部分の表現が,全体の文章をいっきに引き受けて,見事に読む者の心情にせまってきます。「早く寝てしまう」じいちゃんと,だから「さみしい」と思うAさん。ちょっと笑えるエピソードのあとの「さみしいです」が,最高に光る作文です。(*^。^*)