5年生のK.Kさんの「人生初の結果」という100マス作文です。タイトルから「なんだろう? 人生初って?」と興味がわいてきます。
「 『人生初の結果』
私は昨日,産まれて初めていかのさしみを食べた。いままでなぜかいかのさしみとすしは食べなかったのだ。そして,初めていかのさしみを食べてみた。味はとてもおいしかった。ただ食感が変な感じがしてもう一度食べたいとは思わなかった。まだまだ食べたことのない物がたくさんあるので,挑戦してみたいと思った。新しい発見があるかもしれない。 」
<校長コメント>
僕は「いか好き」です。姿焼きも,げそも,刺し身も,するめも,いか飯も,いかの塩辛も・・なんでもOKです。きっとK.Kさんは,「食べず嫌い」と自分で思い込んでいたのかもしれませんね。実は僕も子どもの時は「貝」が苦手でした。ところが,中学生のころにアサリのつくだ煮を食べてから一気に「貝好き」になり,今では回転ずしでも,まず貝ものに手を出します。(‘◇’)ゞ
K.Kさんが「味はとてもおいしかった」と言うのに,「食感が変な感じ」と言うのは,ちょっとわかる気がします。歯触り感が「変な感じ」だったのでしょう。いきなり刺し身にチャレンジというのはハードルが高過ぎたのかもしれませんね。姿焼きとかイカフライとかならば,食感もすこしちがったかもしれません。ぜひ,今度は別の調理法のいかにチャレンジしてみてください。(*^^)v 食べるというのも「挑戦」です。そうやって,食べられる食材が増えると,食生活が何倍にも拡がるものです。K.Kさんが言うように「新しい発見」が必ずあります。
食べたことのない「いか」という食材にチャレンジした様子が,実にリアルに描かれている作文です。短い文をどんどんつないで書いているところが,そのリアル感を盛り上げています。