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100マス作文:校長賞「気温の変化?」

10月8日(木)に書いた4年生のS.Aさんの100マス作文「気温の変化?」が校長先生賞になりました。紹介します。

「 気温の変化?

「ブルブル」朝,起きてみると,とってもさむい。まども開いていないのに,どうしてだろう。外に出るともっとさむい。学校に来ると,いがいにあったかい。どうしてだろう。夕方,外に出るとさむい。どうしてだろう。

なぜ,昼は,あたたかいのに,夜と朝はさむい。なぜ,どうしてだろう。きせつには,色々な不しぎな事がいっぱいあります。 」

<校長コメント>

この10月ぐらいの季節の変わり目というのは,本当に「変化」を実感できる時期です。ついこの前まで,いつも半そででいたのに,それでは朝や夜はちょっと寒くなってくる。でも,昼間は半そでで十分なときが多いものです。それこそ,「まども開いていないのに」寒さを感じます。もちろん,外は「もっとさむい」ことに気づいています。

不思議なのは学校がいがいに「あったかい」こと。学校では今の時期は暖房も付けていませんから,この子はそんなことにも「ふしぎ」さを感じています。実際には学校の場合は鉄筋づくりですので,全体として外の気温に短時間で影響を受けることがありません。だから,なんとなくあったかいのですね。でも,不思議と言えば不思議です。

「なぜ,昼は,あたたかいのに,夜と朝はさむい。どうしてだろう。」という疑問は,とても大事なことです。まさに理科,科学の入り口の「なぜ」につながります。地域の産業である「ハウス栽培」にも直結する課題ですね。こういう疑問をたくさん持つことが「学び」のはじまりです。大事にしたい感覚です。

ところで,「昼はあたたかいのに,夜と朝はさむい。なぜ?」という疑問にきちんと「科学的」に説明できますか? このブログを読んだ方は,小学校4年生の疑問にわかりやすく答える内容を考えてみてください。けっこう,むずかしいものですから。