2年生,N.Sさんの作品です。「こわいゆめをみた」という夢にまつわる100マス作文。紹介しましょう。
「 こわいゆめをみた
ぼくは,こわいゆめをみました。そのこわいゆめは,ゾンビのゆめです。いろいろこわいおばけが出てきたので,一回おき上がりました。そして,またねたら,またおばけのゆめをみました。でもつぎは,おばけと友だちになったゆめでした。 」
<校長コメント>
見ようと思って見られなくて,見たくないと思っても見えてしまう。まるで,「なぞなぞ」みたいですが,それが「夢」ですね。いったい,夢をみるのはどんな時なのか,どんな寝かたをしたら夢を見ることができるのか,それがわかったらすごいことだと思います。
「こわいゆめ」はイヤですね。目覚めたときに汗をかいていたり,どきどきが続いていたりします。「ゾンビ」が出てきたというのですから,それはこわかったでしょう。お化け屋敷ならば,誰かの後ろにかくれたり,途中でワープすることもできるかもしれませんが,夢では自分でどうしようもありません。
思わず,一回おきてしまったというわけです。
でも,そのあとまた眠ってみると,こんどは「おばけと友だちになった」なんて,それはうれしいですね。どんなお化けだったのでしょう。はじめのゾンビと同じだったのか,違うカワイイおばけでも出てきたのでしょうか。
夢のおわりに,ほっとした感じが文から伝わってきます。
「こわいゆめをみた」というタイトルから,最後には「友だち」になるという展開が,読む人を引き込んでおいて,最後にはほっとさせてくれます。
今度は,どんな夢をみるのでしょうか。