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100マス作文:校長先生賞「歯」

4年生。S.Rさんの「歯」という100マス作文。さて,どんな作文でしょう。紹介しますっ!

「 歯

「ポロッ。」昨日の朝,ごはんを食べていたら歯がぬけた。下の歯のいときり歯がぬけた。ちょっとさわっただけなのにぬけた。ちっともいたくなかった。そしてうがいをした。うがいをしていたら口の中が血の味になった。次にぬける歯はどれなんだろう。

五七五 『歯がぬけた いときり歯がね ぬけたんだ』 」

<校長コメント>

ちょうど,子どもの歯から大人の歯にぬけかわる時期ですね。下から大人の歯が押してくるので,ほんとうに「ちょっとさわっただけなのに」抜けてしまうことがあります。

「ポロッ。」から始まる文がとても小気味いいですね。「・・ぬけた。」「・・ぬけた。」「・・ぬけた。」と3回続ける感じがすごくいいです。そりゃ痛いだろうな,と思ったら,「ちっともいたくなかった。」とさらりと書いている。読む者の気持ちというか,期待をみごとに裏切っているところが,うまいですね。

うがいをすると,「口の中が血の味になった。」という表現がとても現実的です。担任のN先生も「リアルに表現できました。」とコメントしています。でも,きっとその血もすぐに止まったことでしょう。

大人の歯,大事にしてくださいね。ヽ(^o^)丿