阪神大震災があった日から今日で22年。あの巨大地震も突然にとんでもない大災害もたらしました。自然災害は本当にいつやってくるかわかりません。
本日の3校時,本校では初めて「竜巻」が襲ってくるという想定の避難訓練を行いました。
▼まず,「竜巻・かみなり・大雨」に関する学習をしました。気象庁が制作した防災啓発ビデオ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」を利用しました。最初に,「これは危ない!被害編」を見て,かみなりや大雨,竜巻の怖さを学び,その上で,「ではどうしたらいいのか?」という「これなら安全!解説編」を見ました。さらに,平成24年5月に茨城県つくば市で撮影された竜巻の映像も見ました。子ども達は周囲の物を巻き上げながら迫ってくる巨大竜巻に驚いていました。
▼つづいて,実際の避難訓練です。頭や体を守るには,からっぽのランドセルを背負い,ふたの部分を頭に巻く行動をします。そして,低学年,中学年の本校舎の場合,窓などからできるだけ離れている場所,3年生教室とトイレの間の廊下に避難します。竜巻の場合は,室内にいても窓ガラスが破られていろいろな物が飛んでくるので,こうやって身を守ることが大切なのです。
▼西校舎の高学年の子ども達は,また条件が違います。と言うのも,周囲が窓ばかりで「ここ」という隠れ場所がありません。そこで,すばやく教室の廊下側の一角に机だけでシェルターを作ります。その上で,ランドセルを背負い,机の下に潜り込むのです。物が飛んできても机で身を守り,さらにランドセルで体を守るという行動です。子ども達はとても真剣に行動していました。
自然災害は,いつ,どこで,どんな状況で迎えるかわかりません。でも,子ども達自身が,身の安全を意識してしっかりと行動すれば,きっと命を守ることができます。そういう体験的な学習って,とても大切だと思います。
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