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南っ子祭り⑥ Dr.ナダレンジャーの「科学」ショータイム (゜.゜)

南っ子まつりの最後は,つくば市にある研究所で防災全般を研究している「ドクター・ナダレンジャー」のおもしろ理科(科学)教室です。モンブラン(これ,子供の表現)のかつら頭にサングラス,作業ズボンに,地下足袋というトンデモのスタイルと話術,オモシロ実験で大人気の「博士」の登場に,子供たちは一気にテンションが高まりました。

▼ 手始めは皿回し。回っている皿を子供たちが渡していく「科学」ショーの「つかみ」から入って,見事に指先で子供が回してしまうパフォーマンス。子供たちは,あっという間にナダレンジャーの話術にはまってしまいました。

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▼ 砂と水とスーパーボールを入れたペットボトルでの実験。ポンとたたくと砂に埋まっていたボールが瞬間に出てくる不思議に子供たちは驚きの表情です。じつは,これが地震の際に起きる「液状化」。「ポンとたたく」が地震につながっていることを知るのです。でも,わかるのは高学年ぐらいからかな。5,6年生,わかりますか?

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▼ こちらも「地震」の実験。ゆっくりした揺れは高いビルを揺らし,小刻みな揺れは低いビルを揺らします。オモシロ実験から,地震と高層ビルの揺れのメカニズムを教えてくれます。おっと,大きなスポンジの「ビル」も登場。「これで,たたかれたい人,いる?」とナダレンジャーが聞くと,「はい!はい!」と手を挙げる子供たち。いやはや。((+_+))

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▼ 高く積み上げたブロック(でも,発泡スチロール),ゆっくりした揺れでこの高層ビルが倒れます。もちろん「地震」の実験ですが,両サイドにビルの「下敷きになりたい!」という子供たちが並びました。ブロックはあちら側に倒れました。なぜかブロックが当たって,子供たちは大喜びです。

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オモシロ実験を通して,地震のメカニズムを教えてくれたナダレンジャー。実は,このあとお話をしたら,ナダレンジャー氏はまじめ顔で,

「確かに防災対策で施設を作ったり,避難計画を立てたりするのは大事です。でも,一番大事なのは実は『教育』なんです。」

とおっしゃっていました。雪崩(なだれ)や大雨災害,地震などさまざまな防災を研究してきた研究者が,もっとも大切なのが子供たちへの「教育」だとする意味は重要です。だからこそ,彼は日頃はもちろん研究に専念する一方で,「ナダレンジャー」として休日などに活動しているのですね。ナダレンジャーに感謝します。

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