午後の部の開始。まずは本年度,「旭南ひまわりプロジェクト」として児童会がすすめてきた福島を支援する活動。その報告,発表が行われました。
▼「午後の部をはじめます」と開会のことばを言ったのは,2年生のI.Kさん。そして,「ひまわり物語。」の報告,発表は,児童会の中心メンバーがリレー式に行いました。3.11の東日本大震災による福島第一原発事故が原因で,それから4年間,旭南小学区で生活をおくったOさん姉妹が,この4月に福島に転校することから始まった「旭南ひまわりプロジェクト」。ステージは青空の下に咲き誇るひまわりのデコレーションです。
▼集まった64.2kgのひまわりの種をOさん姉妹に手渡しました。「福島ひまわり里親プロジェクト」の『たびくま君』も登場。旭南小からは,もちろん『ハマユーリン』も登場。!(^^)! そのあと,「福島ひまわり里親プロジェクト」の小学生最年少理事でもあるO.Sさんが,3.11からの自分たちの避難生活の経過と,最年少理事としての活動,自らの目標を発表しました。
▼「ひまわりの種」は,「南っ子まつり」が終了した後,Oさん家族の車に積み込まれて,「福島ひまわり里親プロジェクト」に届けられます。
南っ子祭りはとても楽しく有意義な一日になりました。ここまで児童会を始め生徒の皆さんが真剣に取り組み、また先生方や地域の方たちが力添え頂いていることが伝わってきました。たくさんの方たちの温かい想いを受け福島でも復興に向けての取り組みがなされていますが、現実は多岐にわたり問題が山積みです。その事実から目を背けることはできませんが、生かされた事に感謝し、目の前のできることを一つ一つやっていきたいと思います。ありがとうございました。
南っ子祭りに,福島から家族で起こしいただき,どうもありがとうございました。姉妹からひまわりの種を託されて7か月。本校の子供たちが真剣に考え,企画し,行動して,その結果として64.2kgの種を福島に届けることができました。「ひまわり物語」の第一章(?)にたどり着いた感じがします。あらためて,私たちは「ひまわり」の視点から,福島が置かれている現実を広げてみていかなくてはならないと思っています。ひまわりの種がつなぐ,人と人の心こそ大事なことだと思います。
「旭南ひまわりプロジェクト」は,もちろんこれからも続きます。(校長)