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絶対ダメ、薬物!

今日は薬物乱用防止教室。茨城県警からゲストを迎え、保護者の皆様にもお集まりいただいて実施しました。

薬物といえば、覚せい剤、コカイン、大麻、、、と色々なものがあります。それはそれぞれ危険で、一度手を出したらなかなかやめられないものです。もちろんそれらは人間の体に様々な害を与えます。「薬物」というもの以外にも、シンナーや、そしてお酒やたばこにも同じように害があると考えていて間違いありません。

こういったものの怖さについて、講師の先生から説明をいただいたり、DVDを視聴したりして、学ぶことができました。DVDの中で、人間の形の発泡スチロールがシンナーによって溶けてしまう様子や、覚せい剤や大麻を打たれたネズミの実験を見て、6年生も怖さを実感できたようです。

『やせられるよ』『元気になるよ』のような「甘い言葉」、『わたしもやってみたいな』という「好奇心」、『一緒にやろうよ』『俺たち仲間だよな』という「仲間意識」がきっかけとなりがちなのだそうです。自分を大切にする気持ちをもって、友人からの誘いにもきっぱりと断る勇気をもちたいものです。

100マス作文:校長先生賞「とくいな物・苦手な物」

6年生のN.Kさんの100マス作文です。タイトルは「とくいな物・苦手な物」。紹介しましょう。

「 とくいな物・苦手な物

人にはそれぞれとくいな物苦手な物があります。運動神経が良くても竹馬が苦手な人。運動が苦手でも竹馬が出来る人。どうなんでしょう。美人が楽を覚えると始末が悪いようなことなんですかねぇ。完ぺきな人はいませんが装っている人ならば多数。一つぐらい欠点があってもいいと思います。

五七五 : 不得意と 得意なものは つつしんで 」

<校長コメント>

たしかに走るととんでもなく速いのに,ボール運動になると活躍できない人がいます。鉄棒は得意なのに,水泳は不得意という人もいます。そういえば,何もかもが得意で優れている「完ぺき」な人はいないと僕も思います。

それにしても,「美人が楽を覚えると始末が悪い」という例えをあげていますが,なんだか解ったような解らないような言い回しですね。

「完ぺきな人はいませんが装っている人ならば多数。」というのは,けっこう鋭く核心を突いている感じです。でも,しょせん装っているものは遅かれ早かれ,本当の姿がばれてしまうものです。ばれた時の悲しさ,みじめさはありません。それでも「装い」続けようとすると,その後は誰にも相手にされなくなります。

「一つぐらい欠点があってもいいと思います。」というのは,実際の話かもしれませんね。そこから,コミュニケーションが広がるものです。完ぺきさを鼻にかけるのではなく,むしろ自分ができないところ(欠点)を素直に出すことが,大切なことも多いということです。N.Kさんは,そのあたりまで解って書いている?

五七五の「つつしんで」という言葉に,人としての自重の心が織り込まれています。

こういう文章を書ける小学生はあまりいませんね。その意味で,とても感心しました。