今日の全校朝会のテーマは,「のうかとともに生きよう」です。教務のT教諭が子供たちに語りかけました。
子供たちの家庭で親が「農業」を営んでいるという子は,全校児童141人中の28人です。祖父母が「農業経営」というケースも含めれば,本校児童の家庭では農業にかかわっている比率が他の地域よりもかなり高いでしょう。
T教諭は,そんな「農家」の人々の苦労が報われないケースをとりあげました。
その①は,台風や降雪などの自然災害です。その②は,「やさいどろぼう」です。つい最近も近隣の地域で収穫直前のメロンが大量に盗まれた事件がありました。被害は深刻です。
その③は,「どうぶつ」。
日本には本来は生息していない「アライグマ」が野生化して増え,被害がひろがっています。また,イノシシの被害も地域によってはとても深刻です。本校の地区にもイノシシが出没したことはメール等でもお知らせしたとおりです。
そして,その④。
それは,「小学生」です。実は,今日の全校朝会のメインの話=指導はこれ。
子供たちが登下校する道路わきにはビニルハウスやマルチを張った畑がたくさんあります。つい最近,サツマイモの苗を植えたばかりのマルチの上を歩いたり棒などで穴をあけるという「事件」がありました。事件そのものは,かかわった児童が親に名乗り出るなどして,保護者と謝罪に訪れるということで一応の解決を見ています。
学校では,地域全体がまさに「農業で生きる」人々が多く暮らしている地域であり,すべての子供たちが「のうかとともに生きる」という意識をしっかりと持ち続けてもらいたいという願いから,この機会を指導のチャンスととらえて今日の全校朝会で取り上げたものです。
子供たちは,とても真剣に話を聞いていました。
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