2年生のS.Yさんの100マス作文。校長先生賞です。紹介します。
「 とんぼをつかまえたよ
わたしは,とんぼをつかまえました。一本ゆびをだしてとまっていたら,とんぼがゆびにとまってくれたからうれしかったです。ぼうしでとろうとしたらにげられてしまいました。とんでいるとんぼをねらってみたらとれました。先生に見せたら「とんぼは,長生きしないからにがしてあげて。」と言いました。わたしは,にがしてあげました。またつかまえたら,にがしてあげます。 」
<校長コメント>
とんぼがたくさん飛んでいるところで,一本指をたててじっと待ちます。すると,とんぼが木の枝か何かと思うのでしょうか。止まってくれます。うまくいくと,ほんとうにうれしいものです。この作文では,とんぼが止まってくれたよろこびが見事に伝わってきます。
でも,じゃあ帽子でつかまえようとしても,それはうまくいきません。とんぼはそれほどドジではありませんね。大きな目でしっかりと周囲を見回し,危険を察知して逃げるものです。
とんぼの取り方としては,草の先に止まっているところを,指で大きな円を描いて近づき,トンボが「目を回している」すきに捕まえる方法があります。本当に「目が回る」のかどうかはわかりませんが,その方法で捕まえることはできます。
いま,学校の校庭にもトンボが飛び回っています。あまり赤くはありませんが,アキアカネです。プールの水や,池の水を狙って産卵のチャンスをうかがっているのでしょう。とんぼは空を飛びながら,地面に光る水場を見つけるのだそうです。来年の夏前にプール掃除をすると,たくさんのヤゴ(とんぼの幼虫)が見られます。昆虫の世界を観察したり,あるいは飼育したりするのも,実に面白いものです。
「またつかまえたら,にがしてあげます。」という気持ちがうれしいですね。昆虫を捕まえるのも面白いですし,どんどんやってほしいことです。そして,やさしく逃がしてやることも,とても大切なことです。(‘◇’)ゞ
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