本日,旭南小学区の「地域防災訓練」が行われました。地元の消防団も参加して,大々的に行ったものです。
▼まず,地震からの避難訓練ですが,事前の指導が行われました。「おかしも」の確認です。おさない,かけない,しゃべらない,もどらない,という基本をしっかりと確認しました。1年生もちゃんと頭に入れました。
▼「地震」が起きたという想定なので,すぐに机の下にもぐって自分の頭を守ります。机の脚もしっかりもっています。大きな揺れでは机ごと動かされてしまうので,とても大事なことです。
▼地震はおさまりましたが,「火事」が発生しました。という想定で,校庭に避難します。今日は昇降口に発煙筒がたかれたので,とてもリアルです。いつもにもまして,にげ方が真剣で,しかも早いのでした。
▼2階の3,4年生は,校舎の裏側の出入口から逃げてきました。「校庭に避難」という指示があってから,全員が避難終了し,教頭先生への報告がすんでのが2分18秒後でした。それだけの時間で全員が無事に避難し,確認がすんだということです。
▼今日は,そのあと,消防団の消防車が到着して,放水をするというところまでやりました。西校舎に向かって,放水が始まりました。子供たちはふだんは見られない活動ですので,興味深く見ています。三機の消防車から隊員がいっせいにはじくと,三本の放水ラインができました。
▼続いて,消火器による消火体験です。児童代表6名(5,6年生で3人ずつ)が,実際の消火器を使って「火」を消しました。見事に消化して,拍手! です。「いざという時」には出会いたくありませんが,こういう経験をしておくと,ほんとうに「いざという時」にはできるようになります。
▼こちらは,「スモーク」体験。火事の煙を想定したテントに入り,煙だけの中を手探りで進みます。煙はちょっとバニラの香りがするもので,安全なものです。でも,何しろ先が何も見えない中を進まなくてはならないので,貴重な体験です。
▼水の「消火器」体験です。使い方は,本物の消火器と同じ。出てくるものが「水」と言うだけです。これなら,低学年でも体験できるので,いいですね。
▼地震を体験する「起震車」。「阪神大震災」「東日本大震災」などの揺れが体験できます。震度6以上になると,強烈な揺れです。ちなみに,右の写真は最後に校長先生もいっしょに体験したシーン。「東日本大震災」の揺れ体験のあと, サービス(?)で「震度7」の連続体験をしているところです。つかまらないと,体ごと床を動かされます。「恐怖」体験です。(;´Д`)
▼最後に,児童会長のHさんが消防署関係の方に「貴重な体験をありがとうございました」とお礼のことばを言って,終了しました。
防災訓練は,とても大事です。実際に災害に遭遇した時に,すこしでも落ち着いて,自分の命をまもる行動がとれるかどうか。余裕があれば,周囲の人もいっしょに命を守る行動をとる。そんなベースとなる体験でした。子供たちも,しっかりと活動しました。
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