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全校朝会:「言葉遊び」紹介 (*^^)v

今朝の全校朝会,「先生の話」は3年生担任のS先生です。本校では午後の授業まえ「みなみの時間」という学習タイムを設けていますが,その木曜日は「ことばの森」の時間。ことばについて,いろいろな学習をしようという時間です。

そこで,S先生は楽しい「言葉遊び」を紹介してくれました。まず,

s-CIMG3446 回文です。

上から読んでも下から読んでも同じ言葉になるのが「回文」。「トマト」「しんぶんし」など,簡単な言葉から長いものまであります。S先生が紹介したのは,たとえば,

「しぼめうめぼし」(しぼんでしまった梅干しのことでしょうね (;´Д`))

そして,次に紹介したのが,

s-CIMG3447 アナグラム です。

アナグラムという言葉遊びは,ある言葉を並び替えると,まったく別の言葉になってしまうもの。その予想もつかない変化がおもしろい言葉遊びです。S先生は,

「しょうとくたいし」(聖徳太子)→ 「いしょうとくした」(衣装得した)

回文もアナグラムも,とても面白い「言葉遊び」です。遊びながら語彙力を広げたり,言葉を自由に操る訓練をしたり・・・。そんな素晴らしいものが「言葉遊び」なのですね。国語の教科書にも登場しています。

<おまけ>

(^o^)丿 「言葉遊び」というと,何だかくだらないもののように感じてしまいますが,日本はもちろん,実は世界中に昔から「言葉遊び」はあります。

日本では,古くは「和歌」(五七五七七)にも詠まれています。「回文歌」と言われ,有名なものがこれです。(‘◇’)ゞ

歌: なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな

(長き夜の 遠のねむりの 皆目醒めざめ 波乗り船の 音の良きかな)

意味・解釈はこうです。

「調子良く進む船が海を蹴立てゆく波の音は、夜が永遠に続いてしまうのではと思うほど心地よいので、思わず眠りも覚めてしまう。」

ちなみに,僕(校長)が好きな「回文」は,これです。

「わたしすき,キスしたわ」 (*^^)v

アナグラムも面白い「言葉遊び」ですね。自分の名前のひらがなを並び替えたら,とんでもない言葉が生まれるかもしれません。

僕(校長)もちょっと考えてみました。

「えばしそういち」→「えしばいそうち」(絵芝居装置)です。何だか,紙芝居の装置みたいです。(*_*;

「えばしそういち」→「うそちえしばい」(うそ知恵芝居)。なんだかろくでもないだましのお芝居のようです。(;´Д`)

「えばしそういち」→「しえいうちそば」(市営打ち蕎麦)。いやはや,市で営業する蕎麦屋という感じでしょうか。((+_+))

「言葉遊び」は,実はものすごく思考の柔軟性が鍛えられます。決まった文字数に無理やり当てはめたり,逆さに読んでも意味を持たせるように作ったり,同じような音の言葉をつないで意味を構成したり・・・。テレビ『笑点』で司会を長く務めた桂歌丸さんが卒業しましたが,『笑点』で繰り広げられる「笑い」のベースは,まさに「言葉遊び」を極めたものでしょうね。(^_-)-☆

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