4校時、5年生が校庭で理科の実験をしていました。理科という教科は、日常生活とのつながりの大きな教科で、教科書等で学ぶことも大切ですが、実際に自分が「やってみること」が知識の定着において大きな意味をもちます。今回は、「流れる水のはたらき」の学習ですが、大雨の際に川が氾濫して、堤防が決壊したりするような、水のはたらきによって土地の姿が変わる事象に直接つながる学習です。今回は、砂山の上から水を流し、その水のはたらきによって土地がどのように変わるのかを実験により観察しました。
 
  
  
 
実際に、水のはたらきによって変化している土地の様子を見て、「あっ、ここが崩れた」「ここらへんに石がたまってる」などの気づきをつぶやく声が聞こえました。「どんなところが崩れるんだろうね?」と聞くと、指をさして「ここらへん」と答えるので、「ここらへんってどんなところ?」と聞くと、少し考えてから「カーブになっているところ」という反応がありました。続いて「じゃぁ、これが大雨のときの川だとしたらどう?」などと投げかけると、「こういうところから水があふれる」などの答えがありました。つまりこの実験は、土地の変わり方や水のはたらきについて目で確かめ、大雨や洪水といった実際の自然現象に重ねて思考を深めるための学びを促すものとなっていました。やはり、学びを自分事として捉えることは大切だなと、再確認した瞬間でした。
