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100マス作文:校長先生賞「パパ」

3年生のS.Aさんの100マス作文,校長先生賞は,「パパ」というタイトルです。

「 『パパ』

わたしが夕方,こわいテレビを見ていたら,パパが,

「わあ。」

とおどかしてきました。そしてわたしは,

「ぜんぜんおどろいてないしやめて。」

と言いました。パパは,

「せっかくおどかしてやったのにつまんねえの。」と言ってしん室へ行ってしまいました。

五七五 『 おとうさん おどかすならば ママにして 』 」

<校長コメント>

娘をおどろかすひょうきんな「パパ」と,こわいテレビを見ているのに何だか冷静なS.Aさんの姿が想像できます。「 」で表現された会話も最高です。(*^^)v 楽しい親子の家庭生活が作文の中に浮かんできて,とてもほのぼのとした気持ちになります。「つまんねえの。」と行ってしまった「パパ」ですけれども,きっとまた同じようなひょうきんなことをS.Aさんにするのでしょう。ぜひ,S.Aさんも,ウソでもいいから「パパ」のひょうきんな行動に反応を示してやってください。(*^。^*) そのあとに,「ぜんぜんおどろいてない。」と返してやるわざを覚えましょう。(^o^)丿 ますます,楽しい親子になれます。

五七五もいいですね。この17文字を使って,「おどかすならば ママにして」と,作文のところでは触れなかった内容を,ここに適切に入れています。100マス作文の用紙をとてもうまく使いこなしています。(‘◇’)ゞ

100マス作文:校長先生賞「妹」

3年生のO.Hさんの作品。タイトルは「妹」。さて,どんな内容なのでしょう。

「 『妹』

わたしには,妹がいます。だけどいつもケンカばかりしています。たまになかよしの時もあるので,お父さんとお母さんに,

「なかがいいの,悪いの。」

と聞かれます。でもそれは,わたしにもわかりません。だけどそれでいいと思います。それは,ケンカしたりなかよくしたりというのが姉妹だと思うからです。 」

<校長コメント>

担任のS先生のコメントに「けんかをしたり,なかよくしたり,そうやって人の心はつながっていくのかもしれませんね。」とあります。兄弟,姉妹の場合には,いくらケンカをしても,切っても切れないつながりがありますから,その安心の中で成長していくのでしょうね。

お父さんとお母さんは,きっとわざと「なかがいいの,悪いの」と聞いてくるのでしょうね。姉妹のことはちゃんとわかっているのです。そういう家族のようすも伝わってくる作文になっています。

何よりもO.Hさん自身が,「わたしにも分りません。」と言ったあとで,「だけどそれでいいと思います。」と,しっかりと理解しているところがいいですね。「姉妹」って何だろうという答えをちゃんと知っています。きっと,けんかをしながらも,ちゃんと「姉」としての自覚とわきまえを意識しているのだと思います。(*^^)v

100マス作文:校長先生賞「ねぐせ」

3年生のH.Yさんの100マス作文です。タイトルは「ねぐせ」。

「 『ねぐせ』

ぼくは,毎朝おきるとねぐせがあります。学校に行ったら友だちに,

「ねぐせ,なおして来なよ。」

と言われます。でもぼくは,

「めんどくさいんだもん。」

と言います。次の朝,時間があるときは,ねぐせをなおすようにします。 」

<校長コメント>

まだ小学校3年生ですから,たとえ「ねぐせ」があってもまったく気にしていないのでしょうね。ぴょんとはねている「ねぐせ」を想像すると,とてもゆかいな作文です。しかも,「毎朝おきるとねぐせがあります。」とあるぐらいですから,かなりのものです。(*^^)v

「 」の使い方もとても上手です。会話文がとても生きている作文に仕上がっています。こういうふうに,ふだんの何気ない会話を作文にさらりと使えるというのは,とても大事なことです。

今は「ねぐせ」を気にしないH.Yさんですが,きっともう少ししたら人一倍気にするようになるかもしれません。そのころに,この作文を本人に読ませてあげたい気もします。(*^。^*)