休み時間、池のそばの排水ますを子ども達がのぞき込んでいます。板だけがかぶせてあったので、「これは危ないなあ」と、教頭先生がコンクリート製のふたを購入して、きちんとかぶせていたのに、わざわざ開けているのです。
「なに、どうしたの?」と聞いてみると、
「この中に、ザリガニがいるんです!」とのこと。
「えっ、ほんとに?」 のぞいてみると、
確かに! います、います!
「校長先生、捕まえてもいいですか?」
「そりゃあ、かまわないだろうけど…」 と言うまもなく、
あっという間に手を突っ込んでザリガニを捕まえたのは、2年生のY.Hさんです。
でも、何だか顔が泣きそう…。右手の指を挟まれているのです。(>_<) 後ろの1年生のI.Nさんも心配そうに見ています。
無事に、自分でザリガニを引き離しました。(^o^) よかったね(^_^)v ちなみに、写真に記録されているからおわかりでしょうが、私=校長は、この程度のアクシデントでは助けません。m(_ _)m ) 「あ、はさまれた?」と少し心配はしますが、写真をとり続けてしまいます。m(_ _)m
「ザリガニを捕まえる」ということは、「挟まれる危険もある」ということも含めているのです。それが生きものに接するときのルールです。挟まれながら、次はどこをつかんだらいいのかを学んでいくのですね。
「これ、飼いたい!」という声もありましたが、「俺が、先に見つけたんだよ」「捕まえたのは僕だ」みたいな話に発展してしまいました。
でも、子ども達は、結果的には、元の排水マスにザリガニを戻しました。
なぜ、排水マスにザリガニがいるのかはよく分かりません。しかし、他の学年の子も、このあと、「校長先生、この中にザリガニがいるの。知ってる?」と声をかけてきましたから、けっこう子ども達の中では知られている事実のようです。だれかが見つけたとか、最初につかまえたとかの話ではないようです。どうやら、『隠れアイドル』としての「ザリガニ」のようです。(^_^)v