最近,「100マス作文」をはじめた1年生の作品です。最初は,M.Hさんの作品「らいおん」を紹介しましょう。
「 『らいおん』
ぼくのすきなどうぶつはらいおんです。大きいこえがかっこいいです。らおおんのきばも,ちょっとだけすきです。かまれると,いたそうだからです。 」
<校長コメント>
「百獣の王」というぐらいですから,ライオンは動物の中でも特別ですね。手塚治虫氏の「ジャングル大帝レオ」も,「ライオンキング」も,ともに主役はライオンです。M.Hさんは,「大きいこえ」がかっこいいと言います。確かに,ライオンがほえる声は迫力があります。
「らいおんのきばも,ちょっとだけすきです。」というところがこの作文の光っているところです。読んでいくと,「えっ? どうして,ちょっとだけなのかな?」とふしぎに思います。次の「かまれると,いたそうだからです。」という理由がわかって,「なるほど」と感心します。本当はあの「きば」がかっこよくて大好きなことが伝わります。
好きな動物について,どんなところが好きなのかをしっかりと書けています。しかも,「かまれるといたそう」という想像した感じも文に表しています。実に具体的な表現をしているところが,◎です。(^o^)丿
すでに紹介した3年生のK.Mさんの「よくばりすぎた」で,「起承転結」のある作文について書きましたが,このM.Hさんの「らいおん」もそのスタイルになっています。「転」の部分が,「らいおんのきばも,ちょっとだけすきです。」というところで,読む者に「あれ?」と変化を見せてくれるのです。そして,4文目で「かまれると,いたそうだからです。」とあるので,しっかりと「結び」になっているのです。(‘◇’)ゞ
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