2年生のO.Yさんの「100マス作文」。「耳がキーン」というタイトル。紹介しましょう。
「 『耳がキーン』
ぼくは,ふうせんであそびました。空気いれでどんどん大きくしました。バンと音がきこえました。耳にキーンと音がきこえました。ふうせんはわれていました。びっくりしました。 」
<校長コメント>
まず,タイトルがいいですね。「耳がキーン」というのは「さて何だろう?」と読む側の興味をそそります。作文というのは,こういうタイトルのつけ方もあります。この作文では「ふうせん」でもいいのですが,それでは割れた時の「耳がキーン」という感じが際立ちません。
風船をふくらますとき,かならずと言っていいほど「どこまでふくらむのだろう?」という疑問や好奇心がついてきます。大きくなっていくにしたがって,割れた時の衝撃も大きいだろうと想像できます。離れたところで,誰かがチャレンジしているならばいいかもしれませんが,自分で空気を入れているときには,好奇心と恐怖心がいっしょに来ます。
Yさんは,「どんどん大きくしました。」と好奇心いっぱいでチャレンジしました。その結果として,ふうせんは「バン」と音をたてて割れてしまったのですね。
しかも,そのときの音で「耳がキーン」となってしまいました。その様子がよくわかり,読む側にしっかりと伝わってきます。最後に「びっくりしました。」とありますが,割れた音と同時に,耳が「キーン」とすることにも「びっくりした」様子がわかります。
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