6年生のA.Sさんの100マス作文です。タイトルは「すごい」。何がすごいのか,気になる作文です。(#^^#)
「 『すごい』
私がお皿洗いをした。「やっと終わった。」と思ったら,またお皿が入ってきた。「さっき洗ったのに」と思いながら洗った。また入ってきた。私は,洗うのがいやになった。でも,こんなことを毎日やっているお母さんて「すごいな」と思った。私も,時間があったらお手伝いをすすんでしようとおもった。
五七五 『 おかあさん えがおでこなす やさしね 』 」
<校長コメント>
「すごい」というのはお母さんが毎日やっているお皿洗いのことでした。「こんなことを毎日やっているお母さん」と,自分で体験してあらためて驚いています。もちろん,お母さんにとって「お皿洗い」は最後の「片づけ」ですから,その前の食事作り,あるいはその前の食材の買い物,あるいはその前の献立を考える,というような一連の流れがあるわけです。そんなところにも気づくかもしれません。
しかも,実はお母さんは五七五にあるようにそれらの家事仕事を「えがおでこなす」のです。そこにも「すごい」と感心します。きっと,笑顔の裏には家族が満足して食事をしてくれたり,「おいしい!」と喜んでくれたりすることがあるからでしょう。
そんなお母さんの「すごい」ところに,A.Sさんが気づいたことが成長したしるしだと思います。さらに,「時間があったらお手伝いをすすんでしよう」と思ったことが書かれています。とてもすてきなことですね。きっと,献立を考えたり,食材を買いに行ったり,もちろん食事を作ったりすることを,娘であるA.Sさんが「お手伝い」するようになると,もっとお母さんの「笑顔」がたくさん見られるようになると思います。(*^^)v
自分と家族の何でもないような日常を,「皿洗い」という視点から,自分の気持ちやお母さんの「すごい」ところへの気づきなどを見事におり込んで書いています。とてもいい作文です。読んだ僕もほっこりと心が温かくなりました。(^o^)丿
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