本年度,最後の100マス作文:校長先生賞の紹介です。1年生のO.Aさんの「ねむれないよる」です。さて,どうして眠れないのでしょう?
「 『ねむれないよる』
わたしは,ゆうねをしてしまうときがあります。ゆうねをしてしまうとよるねむれなくなってしまうので,ゆうねをしたくないのにしてしまうのがふしぎです。よるねれなくなるとあさおきれなくなってしまいます。
あさねむくなってしまうのでゆうねはきらいだけど,ゆうねをしてしまいます。」
<校長コメント>
これはジレンマですね。あ! 小学生には「ジレンマ」の意味がわかりませんね。原因がどこにあるのか訳が分からなくなって,どうしようもなくなるのです。「ゆうね(夕寝)」をしなければいいのでしょうが,でもつい眠ってしまうのです。すると,夜になって眠くならない。だから,つい目を開けていると,今度は朝が起きれない。本人は何とかしたいのに,どうしようもない‥という状態です。
この作文を読むと,つい笑いそうになってしまいます。本人は深刻な悩みなのですが,「ゆうねをしたくないのにしてしまうのがふしぎ」というあたりが実にほほえましいのです。
こういうポイントに作文の題材を見つけることも大事です。O.Aさんは,そういう目をもっていますね。僕(校長)は,こういう「ジレンマ」に苦しむ(?)ような作文が好きです。だって,面白いんだもの。(*^^)v (^o^)丿
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