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県民の森で「森の学校」体験!:5年生

社会科で茨城県の「林業」についても学ぶ5年生。とは言っても,旭南小学区では「林業」はなかなかイメージが沸きません。遠い存在です。そこで,昨日(24日),県の林業の事業として行われている「森の学校」(森林体験)を行いました。場所は,潮来にある「水郷県民の森」です。

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▲はじめに,茨城県の林業について基本的な学習をしました。「茨城県は森林が多いと思いますか?」との質問に,「多い」と答える人と,「少ない」と答える人,いろいろです。実は,森林の面積割合では全国46位。47位は大阪府です。確かに,茨城県は地図でみると森林地帯はわずかで,水田や畑が多いのです。考えてみれば,旭南小学区は圧倒的に畑ばかりですものね。ちなみに全国1,森林の割合が多いのは高知県です。

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▲県民の森の中を歩きながら,説明を受けました。杉の話です。杉花粉のもとになる実を見せてくれました。お隣の栃木県には杉が多いので,花粉が飛ぶ時期は茨城県に飛んでくるのだそうです。その話を聞いただけで鼻がむずがゆくなってくる子もいそうでした。あ,写真に見えるのは釣り橋です。歩いて渡ると,すこし揺れておもしろいのです。

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▲ひのき。ここで,ひのきの葉の裏にあるちょっと白く見える部分が「気孔(きこう)」であることを教えてもらいました。ここから二酸化炭素を取り入れて,樹木は酸素を吐き出してくれるのです。地球温暖化防止のために森林の保護が重要なのはそのためです。

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▲草や木には「漢方」などで使われるものもあります。乾燥させた「せんぶり」などをいただき,かじってみます。すると,「げっ! にがいっ!」と,強烈な苦み! でも,こんな薬草なども自然の中から作り出されいることを知ることができました。

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▲炭(竹炭)の力を知ります。うがい薬を少しコップの水に入れると,茶色く濁ります。そのコップの水を竹炭で掻き回すと,「あらら!」と言う間に透明になってしまいます。不思議です。実は,炭をパキッと折ってみると竹炭には細かな空洞があることがわかります。この空洞が茶色い水の色を吸収していたのですね。炭にはそんな作用もあるのでした。

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▲最後の活動は,丸太切り。( ゚Д゚) 輪切りにしてお土産になります。コースターなどにできます。子どもたちは夢中で丸太を切りました。見事な切りっぷりは,S.Dさんです。一番に切り落とし,森の先生にも「うまいね!」と褒められていました。大工さんのお父さんの血を受け継いでいます゚Д゚) 校長先生も実に見事な切りっぷりでした。実は校長先生も大工の息子なので子供のころからのこぎりで遊んでいたそうです。担任のH先生もチャレンジし,いい感じに切っていますが,実はこの直後にのこぎりの歯を折りました。⇧の部分です。(@_@) 森の先生に「ああ,歯は折れるものだから気にしないで」と言われて安心していました。(‘◇’)ゞ

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▲切ったあとはやすりで磨きます。すべすべになって,コースターなどに使えそうです。

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▲最後に,みんなで「ふるさと」を歌いました。いつまでも,自然が残り続けることを願いながら。いや,私たちが努力して残さなくてはいけませんね。お礼のあいさつは,見事なのこぎり切りを見せてくれたS.Dさん。(実は,来る時のバスの中で,H先生が「誰にお礼のあいさつをしてもらうかわかりません。全員が考えておいてください」と子どもたちに言っていたのです。それで,丸太切りの最中に指名したのです)。S.Dさんはお礼のあいさつも,体験したことや感想をいれてしっかりと話すことができました。森の先生がたから「りっぱなあいさつだった」と褒められました。(*^-^*)

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