本日(26日)の昼休みです。5年生の男子が3人(N.Hさん,O.Tさん,I.Nさん),職員室に「教頭先生はいますか」とやってきました。「おいしいお茶をごちそうに来ました」とのこと。でも,なんだかニヤニヤと怪しい雰囲気が漂っています。
手にしていたのは,昨日の「森の学校」体験(水郷県民の森)の際に自分たちが味わった「せんぶり」です。( ゚Д゚) どうやら,自分たちが味わったあと,案内をしてくれた森の先生に「教頭先生にぜひ飲んでほしいので,ください」ともらってきたらしいのです。なかなか気が利きます。(*_*) 職員室の茶道具を使って,丁寧にいれてくれます。
さて,教頭先生の反応は?
「なんだこれ!! にがい~ぃ!!」と顔をしかめます。(^o^)丿 子供たちは爆笑で喜んでいます。
教務のT先生,校長先生にもすすめました。「いや,にがい!」と思わず声がでます。子供たちは嬉しそうです。「これは,胃にいいそうです」と説明しています。(ちなみに,発毛にもいいそうですよ。(‘◇’)ゞ)
そこにちょうどやってきたのが,6年担任のT先生。「どうぞ」と子供たち。「にがい~ぃ!!」とT先生。
さらに,職員室に入ってきたのが,1年生担任のS先生。子供たちは,ここはS先生にも飲ませようと,「どうぞ。どうぞ」と勧めます。うしろで,手もみしながら「にひひ」と笑いをこらえているのはN.Hさんです。
ところが,S先生はしっかり飲んだのに,平気です。(‘_’) 「うん,まあまあ。もっと,にがいと思ったけど,そうでもないね」などと言っています。「さすが」です!(って,なにが「さすが」なのか解りませんが・・(*^^)v)
で,結局は,先生たちにすすめた自分たちも「せんぶり茶」を飲むことになった子供たち。自業自得です。N.Hさんは,飲んだ1秒後に「にがい~~!」と叫んでいました。
テレビ番組などで「罰ゲーム」として使われたりしますが,たしかにそんな感じです。
ところで,「せんぶり」というのはもちろん漢方薬で,昔から胃や腸にいいとされてきたものです。
この「せんぶり」(リンドウ科)をすべて乾燥させて作ります。なぜ,「せんぶり」と言うか。それは「千回振っても苦い」という「千振り」から来ています。昔は沸騰した湯の中に,このせんぶりを入れた袋を入れて振って煮だしていたそうです。千回振ってからでも,まだにがさが残っているということでしょう。
子どもたち,今回は「せんぶり」という漢方薬のとてもいい勉強をしましたね。(‘◇’)ゞ 「せんぶり」という薬草の存在,それがとても苦いこと,でも胃や腸にいいこと,自然界にはそんな植物も多いということ,などなど。
「せんぶり茶」を飲んだ先生方も,きっと当分のあいだ,胃や腸が調子いいことでしょう。(*^^)v
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