3年生,I.Hさんの「二重とび」の作文です。紹介しましょう。
「 二重とび
ぼくは,体育の時間になわとびをしています。それで8の字とびやあやとびのれんしゅうをしています。今,うまくできないのが二重とびです。二重とびは,三・四年生でおぼえておかないとだめだよと,お兄ちゃんに言われました。それでまい日ひっしでれんしゅうをしています。二重とびを今のうちにがんばっておぼえたいとおもいます。 」
<校長コメント>
二重とびができる,できないか,というのは「なわとび」の技をマスターする過程で,かなり大事なポイントです。ただ早く縄を動かせばとべるというものではありません。ジャンプと縄の回転のタイミングです。そこをいかにうまくクリアするか,それが大事なところです。
お兄ちゃんからのアドバイスが効いています。「三・四年生でおぼえておかないとだめだよ」というのは,きっとお兄ちゃんが周りの同級生を見ていて感じたことなのでしょう。説得力があります。だからこそ,「ひっしでれんしゅをしています」につながっているのですね。
兄弟の関係がとてもいいですね。兄は弟に適切にアドバイスし,弟は二重とびが上手な兄にあこがれる。いつまでも,兄は弟にとって「あこがれ」であってほしいと思います。それが,「兄」にとっては自分が常に弟から見られ,気持ちを引き締めていくことにもつながるのかもしれません。そんな,「兄弟」の姿が見えるような作文になっています。
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