• 269065総閲覧数:
  • 152今日の閲覧数:
  • 93昨日の閲覧数:

100マス作文:校長先生賞「おでん」

100マス作文:校長先生賞「おでん」。5年生のK.Rさんの作品です。

s-20170307095003_00001r

「 『おでん』

 「おでんが食べたい。」と,私は,母に言った。

「わかったよ。」と返事がきてとてもうれしかった。

朝。母が仕事に出かける前に,おでんを,にこんでいってくれた。夜。おばあちゃんが温めてくれた。お皿にもりつけてテーブルに運ぶ。母のおでんはおいしかった。 」

<校長コメント>

「おでん」を通して,家族のつながりが見えてきます。担任のコメントに「読んでいて心が温まりました。」とありますが,ほんとうにそうです。僕の心も温まりました。(*^。^*)

作ってから時間が経った方がおいしくなる料理の代表が「おでん」でしょう。むしろ,時間をおかないとおいしくないのが「おでん」です。「味しみしみ」という状態にならないと本当の食材のおいしさも引き出せません。それが判っているから,朝のうちに煮込んでおいてくれたのですね。

「母」は夜まで仕事なのでしょう。そんな母の姿も作文から見えてきます。温めておいしくなった「おでん」をおばあちゃんといっしょに食べるRさんの満足そうな顔が浮かびます。

作文というのは,文章そのものだけでなく,その中からにじみ出て来る「見えない表現」も含むものです。(^o^)丿

Leave a Reply

You can use these HTML tags

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>